成田市の皆様こんにちは、成田市議会議員の中島たつやです。
2年目の一般質問から抜擢した内容を記事にしたいと思います。
※一般質問ってなに? 議員が気になっていること、報告や説明を求めたいことを議場で聞くことができる場です。議会では執行部(市長と市役所の人)が議案(議論してほしいこと)を選びますが、一般質問では質問内容を議員が決めることができます。
■質問
2020年度の学習指導要領の改訂により小学校でプログラミング教育が必修化しました。2025年1月19日に実施された大学入試共通テストの「情報Ⅰ」でプログラミングが初めて出題されたと話題になりました。情報Ⅰは国立大学を受験する高校生は必修科目です。
大人世代が学生の頃にプログラミング教育が小学校で実施される未来を描けたひとがどれだけいたでしょうか。学校の先生もプログラミング教育を受けていない人が大半です。
2021年度から成田市内の小中学生にはタブレット(iPad)が配布さて環境面(ハードの面)では整備されたように思えます。その一方で指導する先生たちや教材や授業時間(ソフトの面)は整備されているのか。そしてそもそも学校で実施しているプログラミング教育とはどのような内容なのか?
■市の回答
GIGAスクール構想により1人1台の端末整備はできているが、専門的な知識を持つ教員の不足とプログラミングを動作させる機材が高価であるという課題がある。プログラミング教育はプログラミング言語を習得するのではなく、プログラミングを通して論理的思考や課題解決能力を養うことが目的である。人材確保については教員の指導力向上を支援するとともに地域人材の活用なども選択肢としてある。
■なかたつコメント
子どもたちが学校でどのようなプログラミング学習を行っているのか大人たちも理解する必要があります。プログラミング学習が必修化された頃からプログラミング教室が成田市でも開校され始めました。子どもたちが学校での学習を機に発展的なプログラミング学習をしたいと感じたときに、民間の教室に頼る以外にもクラブ活動や地域のサークルなどで安価(または無料)でチャレンジできる環境づくりを進めていきます。
また機会や工学系の地元企業が学校に出向いてプログラミング教育を実践している例も他自治体ではあります。地域人材の活用は人材不足や地域コミュニティの希薄化など現代において課題も多いですが、地域全体でこどもたちの学びを応援できる環境づくりに向けて提案していきます。